寺町の灯篭祭り(番外編~大分日記)

私の住んでいる中津市は最近大河ドラマにもなった黒田官兵衛築城の中津城があり、その周辺の城下町では、古くからの伝統や風習、祭りが今も引き継がれています。

毎年8月9日に行われる灯篭祭りもそのうちのひとつ。
多くの寺院が集まる寺町周辺の通りや境内にたくさんの灯篭が並びます。

IMG_1542IMG_1547色とりどりの紙灯篭に明かりが灯されるとあたり一体が幻想的な雰囲気に包まれます。
一部の寺院内では雅楽の演奏会が催されたり、通りではオリジナル灯篭のコンテストも。
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この日は「七観音参り」が行われ、指定の7つの寺院に参詣すれば、参詣すれば千日の功徳があると言い伝えられています。江戸時代初期より伝わる京都の清水寺の「千日参り」にちなんだ風習だそうです。
現在はどちらかというと子どもたちのお楽しみという形ではありますが、
四国遍路の地域で今も行われている「お接待」という風習がこの地域にもあり、
観音めぐりをすると各寺院でお菓子がもらえるなどの接待を受けます。

広場ではライブや夜店といった今風のお祭りらしいイベントもありますが、
歴史ある町並みに灯篭が並ぶ景色は非日常的で、通りをめぐるだけでも楽しめました。
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