憲法「肯定デモ」ってどうだろう

循環だより 2016/3/21~4/2

憲法「肯定デモ」ってどうだろう

ぼくはかつて「闘いという言葉を忘れようと思う」(『百姓物語』晶文社1989年)という詩を書いたことがある。

闘いという言葉で
人を選別し
闘いという言葉で
人を差別し
闘いという言葉で
人を責めていた
いつのまにか

これは自分自身へのいましめの言葉でもあり、新しい模索の出発の詩でもあった。
ぼくは「闘い」という言葉は封印していたが、抵抗の精神を忘れたわけではない。
ぼくはぼくなりに国や空港会社と向き合って来た。
今、世の中は大きな岐路に立っていると思う。

2011年3月11日の東日本大震災、福島原発事故で多くの人々を恐怖におとし入れ、広大な大地と海を汚染したのに、再稼働に踏み込んだ安倍政権、特定秘密保護法、集団的自衛権を行使する為の安保法制、そして緊急事態事項で更なる権力の強化を目ざしている。平和憲法を変えようなんてとんでもない。

そのような動きに抗議する人々のデモが盛り上がっている。
それに合流するのも一つの方法だ。でもぼくは、もう一つのデモを提案したいと思っている。

それが「肯定デモ」。

デモと言うと反対!がつくのが常識だ。何々反対デモ、何々を許さないぞ!そのスタイルが苦手な人もいるし、いていいだろう。
それこそ表現の自由だ。

「SEALDS/シールズ」の人々は従来のスタイルを大きく変えた。
インターネットで彼ら、彼女らの姿を見て、僕は心を大きく動かされた。
ぼくも国会前に行こうかと思った。彼らを一目見たく。
でもそれは追っかけだ。

彼らと合流するに見合う自分なりのスタイルがほしい。
自分のスタイル。自分の表現方法。自分にしっくりするデモとは?と
ずっともやもやしていた。そしてこの提案に至った。

シュプレヒコール!と言わない。「声を上げよう」と言う。
反対!と言わない。「いいね!」と言う。
主語と述語をとりもどす。ぼくたち国民が主体なのだ。

安倍政権が憲法を否定しようとしている。
ぼくたちは憲法を肯定する。

平和憲法いいね! と声を上げる。
変える必要ないね!
憲法9条いいね!
基本的人権いいね!
立憲政治いいね!
主権在民いいね!

安保法制に反対する人々に対そうとしているわけでは決してない。

だから、安保法制反対いいね!と言う。

いいね!そうだね!と肯定の声を上げる。
どうだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは小泉循環農場の小泉英政さんが 野菜セットの定期購入会員に向けて書いている循環だよりです。
3月にガイアのスタッフ研修で小泉循環農場へ落ち葉拾いへ行った時、
スタッフと小泉英政さん、美代さんとお話しをさせてもらって、この提案を伺いました。
心が揺さぶられました。
ずっと、否定的な言葉を聞くのがしんどかったデモ。
それが、いいね!って肯定デモがあってもいいんじゃない?という言葉に、ホッとして、それ、やりたい!と思ったのでした。
そのあと、このお話をどうやってわかちあえるだろう?と思っていたら、このお便りが届きました。
すぐに、英政さんに連絡をして、ガイアのブログに載せたいことを話しお許しを得ました。

こんな提案待っていた人、多くいるのではないでしょうか?
私たちも決して反対の声に対抗するつもりはありません。
でも、否定的な言葉より、肯定デモ。平和な言葉でデモ。
い~いね!

ぜひ読んでください!
「循環だより」を集めた本です。
小泉英政さんの『土と生きる』循環農場から 岩波書店 

IMG_2440

 

カテゴリー: お知らせ, お茶の水店, 本の紹介, 肯定デモってどうだろう   パーマリンク

憲法「肯定デモ」ってどうだろう への1件のコメント

  1. ピンバック: 循環だより | GAIA社長ブログ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です