憲法肯定デモってどうだろう(3)

憲法肯定デモってどうだろう(3)

循環だより2016/4/25~5/7

このぼくの問いかけに対して約20名の人々から感想が寄せられた。振替用紙の通信欄、電話、ファックス、地元の会員の人とは会話の中で。

約150名の循環農場会員の中には、国会前にやむにやまれない気持ちで駆けつけている人達が幾人もいることは知っている。その人々にとってこの問いかけはどう届いたろうか。
なんで今、肯定デモなの?と感じた方もいたのではないか。
「ぼくもやっと重い腰を上げたから、皆さんも国会前に行きませんか」という呼びかけならまだしも、どうしてと。
もし、不快な思いをさせていたら、ごめんなさい。国会前に集まっている人々に注文をつけたわけではないし、そんな失礼なことを言うつもりもない。

ぼくが声をかけたかったのは、安倍政権の言動に危機感を抱きながらも、それをどう表現すればいいのか悩んでいる人々、かつてデモに何度も参加したことがあるが、
さまざまな理由で、足が遠のいている人々、そもそもデモということに対して、違和感をかかえている人々など、それらの人々の中に、ぼく自身も含まれていて、この問いかけは、ぼく自身に対する問いかけ、呼びかけでもある。

寄せられた言葉の中から少し紹介したい。

・「肯定デモ」いいね!闘争的でない表現がいいです。“穏やかな力強さ”で安倍政権に抗議したい。
・「肯定デモ」すごく良い!反対運動に関わってきた人があらためて「肯定デモ」の提案をしてくれた事に重みを感じる。
・「肯定デモ」あっ!と視野が広がりました。発想が柔軟、笑顔でデモできそう。〝声を上げよう″というのも聞く者に訴える力が大きいなと思います。
・「いいね!」の発想すばらしいですね。柔軟性、静かなしんの強さを感じます。
・大賛成です。こんなデモっていいですね。私は声をあげるのが苦手で、ただただ歩くだけなのですが、これだったらいいいな。友人にも話してみますね。
・肯定的な言い方で意味を伝えていくのはささくれ立った気持ちが落ち着くようでいいと思います。「反対、許さない」の言葉の中に、それがあるとほっとするはずです。
・我が家の小さな孫(男です)が、「おばあちゃん、あべさんはせんそうをやるの」ときいてきます。何と答えたらよいのか悲しくなります。憲法肯定だとういうアピールに
賛同して孫たちに不安を与えない社会であってほしいです。
・憲法9条が覆ろうとしている・・・息子が戦争に行く姿が目の前のちらつき、絶対にイヤだ!と思った。声をあげなければ!と思った。
・ずっと否定的な言葉を聞くのがしんどかったデモ。それがいいね!って肯定デモがあっていいんじゃない?という言葉にホッとして、それやりたい!と思ったのでした。
こんな提案待っていた人、多くいるのではないでしょうか。
・国会前やら集会のたびにコールしたくないなというフレーズがたくさんあって、自分なりに言い替えたり、ムニャムニャしています。
・「憲法いいね」デモ、賛成です。ぜひ実行できたらいいですね。
・平和憲法いいね!9条いいね!主権在民いいね!ほんとうにほんとうにいいね!そうだね!「反対」はすごくコワイひびきです。全否定。

最後の方の声は、「反対」という言葉に強い拒否反応を持っているのが分かる。
それは違う。そんな意味で使っていないと言う人も大勢いるだろう。ぼくもそう思う。
しかし、「反対」という言葉に拒否反応を持っている人が大勢いるという現実も認めなければならない。
安倍政権に底知れぬ怖さと感じる。何とかその動きをいろいろな方法で止めなくてはと思う。
デモもそのうちのひとつ。デモはちょっと、と言う人々にも届くような、共鳴するような、肯定の呼びかけをしていきたい。
正義を振りかざさない、怒りと叫ばない、集団的示威行進ではない、穏やかなデモ。国会をとり囲む沢山の声に、もうひとつの声を加えたい。

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5月初旬に小泉英政さんと相談会を予定しています。是非参加したいという方がいましたら連絡をください。
連絡はGAIAスタッフ山田まで。TEL:03-3219-4865

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