森谷杜氏の酒の会レポート

12月16日(金)夜、秋田県浅舞酒蔵の森谷杜氏の酒の会がありました。

浅舞酒蔵といえば、ご存知「天の戸」の蔵元。

ガイアでも人気の高いお酒ですが、この日は普段ガイアでは取り扱いのない

めずらしいお酒も杜氏みずから持参いただき

酒に合うつまみと一緒に堪能しました!

ずらりと並んだ一升瓶。これから一本ずつ飲み比べていくと思うと、皆の期待が高まります。中には蔵にも、もうほとんど置いていないという幻のお酒も。

「夏田冬蔵」の言葉通り
酒造りの忙しい冬に冬至が蔵を離れるというのは今までなかったこと。

杜氏自身、蔵から遠く離れた場所の
冬の酒宴の席で、酒を飲んでいる人たちと直に接するのは貴重なことと
たくさんのお話や、料理を準備してきてくださいました。

料理も最高!写真はほんの一部ですが、天の戸の酒かすを練り込んだ卵焼きや、杜氏が持参してくださった酒粕味噌につけ込んだ豆腐、いぶりがっこの酒粕和え、鶏肉の酒粕漬けなどなど。

見た目もきれいなのり巻きは杜氏の奥様のお手製、なた漬け大根はお母様が作ってくださったそう。切り口がジグザグになるように鉈で切って甘酒につけ込んで凍らせるそうです。シャーベットのよう。デザート代わりに。

天の戸十年貯蔵。琥珀色で紹興酒のような、ブランデーのような深い味わいで、蜂蜜を感じるような甘みがあります。

杜氏曰く、「酒は自分の好みに引き寄せればいいんだ。いいお酒だといってなんでもかんでも冷やして飲まなくていい。大吟醸でも、自分が好きなら燗にしていいよ。氷を入れて飲んでもいい」と。

 

日本酒は同じ酒でも純米や吟醸、大吟醸といろいろあってなんだか敷居が高いと感じてしまう日本酒素人の私には、ちょっとほっとする言葉でした。

いい酒を燗にしたり、氷を入れて飲むなんて通な人には怒られるんじゃないかと思っていましたが、杜氏が言うんだから、免罪符をもらったつもりで好きに飲もう!と思いました。

「最近は居酒屋でもどこでも冷やし過ぎ。冷蔵庫から出したばかりのキンキンに冷えた酒は味の幅がせまい。家で一杯飲みたいときは、グラスに注いでラップをし、20分くらい置いてから飲むといい」

ところで、うれしい置き土産。
今年、大晦日にしぼった天の戸をお正月1日、2日に届けるサービスをするそうです。
贈り物や集まりにぴったり。

詳細は近日中にブログ、ガイアネットでお知らせします。
ちなみに天の戸のシンボルの勾玉は森谷杜氏がデザインしたものだそうです。

とっても魅力的な杜氏のお話
まだまだ森谷杜氏のことを知りたい!という方はぜひ浅舞酒造のブログもご覧ください。
夏田冬蔵絵日記ブログ

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