日別アーカイブ: 2014年8月16日

平和について考える おすすめの一冊

 

昨日は終戦記念日でしたが、NHKのある番組で100人の10代~20代の若い人たちに街頭インタビューをしたところでは、8月6日、8月15日が何の日か答えられない人たちが8割近くを占めていたそうです。
よりいっそうショックだったのは30代、40代の人たちでも正しく回答できた人は3割弱だったことです。この結果をみると戦争の記憶は確実に薄れてきているようです。

平和は努力なしには実現しないということ、憲法改正の危機に直面している今、特に強く感じます。日本でこの長く続く平和があるのは、戦争を経験した世代の方々が「もう二度とあんな戦争はあってはならない」と魂の底から感じ、目を見張らし気を配り、平和憲法を守ってこられたからではないでしょうか。

その方たちが減っていく中、その意思を受け継いで広めていかなければ。もう受身のまま平和の上に胡坐をかいてはいられない時代がきているように感じます。

同じ危機感をお持ちの方、国のあり方に明るい未来が見出せないと感じている方に
おすすめの一冊です。

BeyondNationalEgoismこの本の中には、武器を持たず戦争を抑止する方法が提唱されています。いえ、抑止どころかもっと広く、世界に平和をもたらす方法です。
英語版のタイトルは「Beyond National Egoism」。海外でも高い評価を得ている一冊です。

「戦争は嫌。けど、武力は抑止のために必要なのかな?」
「沖縄の基地問題なんとかしたい。でもやっぱり安保理は必要では?」
平和を望んでいても、新聞やテレビのニュースを見ると、こういうジレンマがつきまといます。
けど、そんなもやもやも晴れて、未来に希望が見出せる、
これまでの平和活動とは一線を画すアイデアに目からウロコです。

身近なことだけど一見難しいと感じるようなテーマが、わかりやすく書かれています。
戦争の問題だけでなく、現代の社会が抱えるさまざまな問題や行き詰まりを、対処療法ではなく根本療法的に解決していく方法です。
そしてそれらは、国や政府任せにするのではなく、私達一人ひとりの行動に託されています。

ただいまGAIAネット、3階の食堂でご購入いただけます。地下フロアにも近日中にコーナーをつくる予定です。

そして、この本の原点となったのが和田重正さんが書かれた著書であり、こちらの冊子に抜粋されています。heiwasouzoukatudou

こちらは、お茶の水店2階から3階にあがる階段の途中と食堂に置いています。フリーですのでご自由にお持ちください。
ご家族や身近な人に、こういう方法があるよと伝え広めていただければ幸いです。

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